Essence

2026-09-11 15:55:00

アロマセラピーとは?

香りは脳のどこに届く?

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――嗅球・扁桃体・海馬・視床下部から考える、アロマセラピー「この香りを嗅ぐと、なんだか落ち着く」「懐かしい香りを嗅いだ瞬間、昔の記憶がよみがえった」

私たちは、香りによって気分や感情が変化することを、日常の中で経験しています。では、なぜ「香り」は私たちの心や身体に影響を与えるのでしょうか?その秘密のひとつは、嗅覚と脳のつながり方にあります。

 

香りは、鼻から脳へ伝わっていく

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精油を芳香浴などで使用すると、精油に含まれる揮発性の芳香成分が空気中に広がります。その成分を鼻から吸い込むと、鼻腔の奥にある嗅上皮という場所にある嗅覚受容体が香りの分子を受け取ります。そこで得られた情報は、嗅神経を通って嗅球へ伝えられます。そして、その先には香りと深く関係する脳の領域があります。

簡単に表すと、

香りの分子

嗅覚受容体

嗅神経

嗅球

大脳辺縁系・視床下部など

という流れです。

ここから、香りは「単なる匂い」ではなく、私たちの感情・記憶・自律神経などと関係する情報として処理されていきます。

 

 

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① 嗅球――香りの情報が入っていく場所

まず登場するのが嗅球です。

嗅球は、鼻から伝わってきた香りの情報を受け取り、その情報をさらに脳の各領域へ伝えていく重要な場所です。私たちが「これは柑橘系の香り」「これは花の香り」と香りを認識できるのも、嗅覚の複雑な情報処理があるからです。そして嗅球から伝えられた情報は、感情や記憶に関係する領域にもつながっています。

 

② 扁桃体――「好き」「苦手」は感情と結びついている

香りについて考えるとき、扁桃体も重要です。扁桃体は、感情や情動反応に関係する脳の領域です。例えば、「この香り、好き」「この香りは安心する」「なぜかわからないけれど、この香りは苦手」という反応。同じ精油でも、人によって感じ方が違いますよね。香りに対する反応には、これまでの経験や記憶、その人の好み、その日の心理状態など、さまざまな要素が関係するからです。

だからアロマセラピーでは、

「この精油は○○に作用するから使う」

だけではなく、

「あなたは、この香りをどう感じますか?」

ということが、とても大切になります。

例えば、女性性に抑圧や我慢がある方はイランイランやジャスミンの香りが強すぎたり、欲張りな香りのように感じることがあります。しかし、我慢することをやめる、感じていることを誰かに話すなど、抑圧をほぐしていくことにより、イランイランの香りがほのかに甘い幸福を感じられる女性の香りへと、感じ方が変わっていくのです。

 

③ 海馬――香りから記憶がよみがえる理由

香りと記憶の関係も、とても興味深いものです。

例えば、「金木犀の香りを嗅ぐと、学生時代を思い出す」「祖母の家の香りを思い出す」「昔使っていた香水の香りで、当時の情景がよみがえる」

そんな経験はありませんか?

これは、嗅覚が海馬などの記憶に関係する脳領域と密接につながっていることと関係しています。香りは、記憶を呼び起こす「スイッチ」のような役割をすることがあります。そのときに感じていた、安心感、懐かしさ、寂しさ、幸福感などの感情まで一緒によみがえることがあります。香りが心に深く残る理由のひとつです。

 

④ 視床下部――香りと身体をつなぐ場所

そして、アロマセラピーを考えるうえで特に興味深いのが視床下部です。視床下部は、自律神経系や内分泌系などと関係し、体温、睡眠、代謝など、身体の状態を調節する重要な役割を担っています。嗅覚からの情報は、この視床下部にもつながっています。そのため香りは、「香りを感じる」という感覚だけで終わらず、心身の状態に関わる反応につながる可能性があります。例えば、好きな香りをゆっくり嗅いだとき、「呼吸が自然に深くなった」「身体の緊張がゆるんだ」「気持ちが落ち着いた」と感じることがあります。

 

では、精油の成分が直接脳に入っているの?

ここは、アロマセラピーを科学的に理解するうえで、とても大切なポイントです。「精油を嗅ぐと、その成分が鼻から直接脳に入って作用する」と単純に考えることはできません。

香りを吸入したときの重要な経路のひとつは、

芳香成分
→ 嗅覚受容体
→ 嗅神経
→ 嗅球
→ 脳

という神経を介した情報伝達です。

つまり、香りを嗅いだときに起こっているのは、「精油の成分が脳に直接入っていく」というより、「香りという刺激を嗅覚が受け取り、その情報が脳へ伝えられる」という仕組みです。

 

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だからこそ「好きな香り」が大切

ここで、アロマセラピーにとても大切なことが見えてきます。同じ香りでも、すべての人に同じ反応が起こるわけではない。例えば、オレンジの香りを嗅いで、「ほっとする」「明るい気分になる」と感じる人がいる一方で、「苦手」「落ち着かない」と感じる人もいます。

つまり、「何の精油を使うか」だけではなく、「その人がその香りをどう感じるか」が大切なのです。

 

香りには「心」と「身体」をつなぐ力がある

私たちは、普段「心」と「身体」を別々のものとして考えがちです。でも実際には、

心の状態が身体に影響し、
身体の状態が心にも影響します。

その間をつなぐ役割を担っているのが、自律神経系や内分泌系、免疫系などです。そして嗅覚は、感情や記憶に関わる脳領域だけでなく、こうした身体の調節に関係する領域ともつながっています。だからこそ、香りは、

香り → 脳 → 感情 → 自律神経などの身体反応

という形で、私たちの心身に影響を与える可能性があるのです。

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アロマセラピーは

「自分に焦点を戻すための鍵🗝️」

アロマセラピーというと、「精油には○○の効果がある」という説明を目にすることが多いと思います。

もちろん、精油に含まれる成分について研究することは大切です。でも、それだけではアロマセラピーの魅力を十分に説明できません。香りは、その人の記憶や感情、好み、そしてその日の心身の状態とも深く関係するからです。

だから私は、アロマセラピーを

「精油の力を身体に与えること」

だけではなく、

「香りを通して、自分の心と身体に意識を向ける時間」

だと考えています。忙しい日々の中で、少し立ち止まる。ゆっくり呼吸する。今の自分が「心地いい」と感じる香りを感じてみる。香りを感じて、自分の人生いろんなことがあるけど、それで120点満点💯と自分で自分に花丸をつける時間✨それだけでも、自分自身に意識を向ける大切な時間になります。

 

香りそのものは目には見えません。でも、その情報は鼻から入り、嗅覚を通して脳へ伝わります。そして脳の中で、記憶や感情、身体の調節に関わるさまざまな仕組みとつながっていきます。

目には見えない香りと、目には見えない心の動き。

その間には、私たちの身体が持っている、とても精密な仕組みがあります。植物の香りを感じることは、そんな自分の身体の仕組みに、そっと気づくことなのかもしれません。

香りを通して、自分自身を感じる。

それもまた、アロマセラピーの大切な魅力のひとつです。皆様がアロマと出会うきっかけのサロンとなりますように

Lyra🪽 2026.9.11

 

 

 

 

2025-12-12 22:04:00

アロマの基礎

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《AROMA/アロマ=芳香》

《therapy/セラピー=療法》

ヨーロッパへ旅行に行ったことがある方は、薬局に精油(エッセンシャルオイル)が置いてあるのをみたことがあるでしょうか?日本でも古くから柚子湯や菖蒲湯が親しまれてきてように、古来の人々は植物の香りや効果をごく自然に生活の中に取り入れてきました。アロマセラピーは、植物の香り成分を凝縮した精油(エッセンシャルオイル)を用いるのが特徴です。心身に働きかけてトラブルを穏やかに解消し、健やかな状態に導くと言われています。最近眠れなくなってきた、落ち込みやすくなってきた、小さな不調が気になるようになってきたetc...。ストレスを抱えがちな現代人の強い味方。香りを楽しみながら、心と体をトータルサポートするホリスティック(全体的)な自然療法として、私達の日常にきらめきを与えてくれます。

 

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《香りがさまざまな効果をもたらすメカニズム》

香り成分は鼻から吸い込まれると、鼻の奥にある嗅細胞に付着します。この刺激が香りを感知する脳の大脳編力系や視床下部を行った部位に伝わります。これらの部位には感情や情動をコントロールしたり、自律神経系を整える役割があります。視覚/聴覚/触覚/味覚/嗅覚の五感のうち、脳の中枢に直接伝わるのは嗅覚からの情報だけ。そのため、嗅覚情報は他の感覚に比べて強く、早い刺激として脳に伝わり、心身に働きかけやすいのです。

脳の中枢に直接伝わるということは?→“思考を介さずに潜在意識にアクセスできる”ということ。どこかで嗅いだことのある香り、感じた記憶、想い、素直な感情など、人のナチュラルな部分に作用します。ついあれこれ考えて眠れなくなったり、思考が行動の妨げになることはありませんか?香りはそんな人の防衛反応を柔らかく解きほぐすサポートをしてくれます。

 

《精油を安全に使用するために》

・一般的に日本で販売されている精油は〝雑貨〟として扱われているものが多く、アルコール含有量の多い精油は皮膚に塗布することはできません。きちんとと管理された、アロマセラピー用の精油を購入し、使用していただくようにお願いします。

 

・精油は生物であら、保存環境や経過年数によっては使用時とのトラブルを招く可能性があります。基本的には、高温多湿ではない大きな温度変化のない場所での保管、直射日光の当たらない場所での保管が基本となっております。

・サロンでは、劣化しやすい柑橘系の精油と未開封の精油は冷蔵庫にて保管しています。サロンのお部屋は一年中室温を一定に保ち、品質を保つために工夫をしております。

 

 

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