Healing Salon Viriditas
Essence
頭痛Headache
頭痛は、あなたに何を伝えようとしている
――身体・心・思考、そして自分の内側の声に耳を澄ます
「また頭が痛い……」
頭痛は、日常生活の中で多くの人が経験する身近な症状です。一口に頭痛といっても、片頭痛や緊張型頭痛などさまざまな種類があり、その原因や症状も人によって異なります。睡眠不足や疲労、ストレス、ホルモンの変化、光や音、姿勢など、身体だけでなく、心や生活環境が影響することもあります。つまり頭痛は、単純に「頭だけに起きている問題」と考えるのではなく、その人の身体と心、日々の過ごし方を含めて見ていくことが大切な症状でもあります。もちろん、突然の激しい頭痛や、いつもと明らかに違う頭痛などには、病気が隠れている場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関で原因を確認することが大切です。
そのうえで私は、長年自分自身が頭痛を経験してきたからこそ、頭痛をもう一つの角度から見つめるようになりました。
頭痛を「4つの視点」から見てみる
頭痛について考えるとき、私は、
身体的なレベル
感情的なレベル
精神的なレベル
スピリチュアルなレベル
という4つの視点を持つと、自分の状態に気づきやすくなるのではないかと思っています。
1.身体的なレベル
まずは、身体そのものの状態です。
睡眠は足りているでしょうか。
疲れが溜まっていないでしょうか。
肩や首に力が入り続けていないでしょうか。
頭痛にはさまざまな種類があり、身体的な原因を確認することは何より大切です。「心の問題だから」と決めつけるのではなく、まず身体を大切にする。それが基本です。現代では、長時間スマートフォンの小さな画面を眺めることによる視神経の疲労や、ネガティブやショッキングな動画や画像によってストレスを感じていることが頭痛の原因になっている場合もあります。
2.感情的なレベル
次に、自分の感情に目を向けてみます。本当は嫌なのに、我慢をしてはいないでしょうか?
本当はやりたいことがあるのに、
「どうせ無理」
「私にはできない」
「こんなことをしたら、周りからどう思われるだろう」
と、自分の気持ちを否定していないでしょうか?怒り、悲しみ、不安、緊張など、私たちが感じている感情は、なかったことにはできません。
感情を抑え続けるのではなく、
「私は今、何を感じているんだろう?」
と自分に問いかけてみる。それだけでも、自分の内側に意識を戻すきっかけになります。
頭痛はその人の「存在の在り方」と直接関係しています。頭痛があるということは、自分の卑下することによって「頭を叩いている」ことを意味します。いろいろな自分の欠点をあげつらっては、自分を責めているのです。自分に対する要求が多い人ともいえるでしょう。自分を評価するかわりに、自分の価値を下げています。いまにも「頭が破裂しそう!」なわけです。このタイプの方に対するメッセージは「他人の評価に怯えて、心の中に曇りやゴミを溜めるのはやめましょう」です!
このタイプの方は、無分別なことをしでかした自分を受け入れられない、ということをしでかします。自分のミスを認められない完璧主義者の人も多いでしょう。額のあたりが痛む場合は、「目の前に居る人のすべてを理解しようとして無理をしています」という意味です。知性をバランス良くつかい、総合的に判断するように意識してください。
3.精神的・思考のレベル
そして、頭の中が「考えること」でいっぱいになっていないか。私たちは、つい頭で答えを出そうとします。
「こうするべき」
「失敗しないようにしなければ」
「もっと頑張らなければ」
「ちゃんとしなければ」
そんな思考を繰り返しているうちに、自分の本当の気持ちや感覚が分からなくなることがあります。頭で考えることはもちろん大切です。でも、ときには考えることを少し休んで、感じることに戻ってみる。私は、それも自分を整えるために大切な時間だと感じています。
頭には大切な感覚のほとんどが集結しています。頭が痛い時、あなたは見ること、聞くこと、味わうこと、嗅ぐことが億劫になってきます。自分の本当のニーズを口に出すこともできなくなります。その結果、なりたい自分から遠ざかっていきます。周囲の願望に合わせるのではなく、まずは自分自身であることを重要視してください。
そして、私自身の頭痛について
ここからは、私自身の体験をお話しします。私は中学生の頃から、長い間、頭痛に悩まされてきました。MRIの検査をしても、原因はよく分かりませんでした。
頭が痛いことは、私にとって特別なことではなく、日常の一部になっていました。一時期は、ロキソプロフェンを一日に3錠飲むほど、頭痛がつらい時期もありました。そして当時の私は、頭が痛くなると、
「私が何か悪いことをしたからだ」
という意識を持っていました。痛みそのものだけではなく、痛みが起こったことまで自分のせいにしていたのです。
私の中で、頭痛の意味が変わった
そんな私がヒーリングを学び始め、瞑想をするようになりました。そして、自分の直感を以前よりも大切にするようになりました。
「本当はどう感じている?」
「私はどうしたい?」
「この感覚を信じていいのではないか?」
そんなふうに、自分の内側にある小さな声に耳を傾けるようになったのです。すると、不思議なことに、長年悩まされていた頭痛が少しずつ緩和されていきました。そこで私は、頭痛に対する見方が大きく変わりました。
以前は、
「頭痛=自分への罰」
のように感じていたものが、
「頭痛=私に何かを気づかせてくれているサインなのかもしれない」
と思うようになったのです。そして私にとって、それは、
「あなたが進むべき道を、もっと素直に進んでいいんだよ」
という優しさのように感じられるようになりました。
頭痛が起きたとき、私は「戦う」のをやめました
以前は、頭が痛くなると、
「どうして痛いんだろう」
「また痛くなった」
「何か悪いことをしたのかな」
と、さらにネガティブな思考に囚われていました。でも、少しずつそれをやめていきました。頭痛が起きたら、必要以上に意味を探そうとせず、まずは静かに痛みと向き合う。そして、身体を休めて、ゆっくり眠る。うしていると、痛みが治まってきた頃に、自分の中にふっと浮かんでくるものがありました。それは、頭で一生懸命考えて出した答えではありません。
「なんとなく、私はこっちだと思う」
という、ひとつの確信のような感覚でした。私は、それを少しずつ信じて行動するようになりました。
すると、
「ラッキーだな」
と思える出来事が起こったり、
「やっぱり、私の道はこれで良かったんだ」
と感じる瞬間が増えていきました。
そして何より、自分の人生を自分で選んでいることへの喜びを感じることが増えていったのです。
私は、生まれつき人には見えないものを感じ取ることがあり、自分をサイキックだと捉えています。だからこそ、ヒーリングを学ぶ中で、「直感」というものを以前より大切にするようになりました。私にとって直感とは、必ずしも特別なものではありません。
ふと、
「こっちに行ってみたい」
「今日はこれをしたい」
「この人に連絡してみよう」
「なんだか、これは違う気がする」
と感じるような、小さな感覚です。もちろん、すべての直感が正しいとは限りません。だからこそ、直感を盲目的に信じるのではなく、自分の身体や心の状態を感じながら、自分なりに確かめていくことが大切だと思っています。
「自分の声」を、無視していませんか?
私たちは日々、たくさんのことを考えています。
周りの人の期待。
社会の常識。
「こうするべき」という思い込み。
その中で、
「本当はこうしたい」
という自分の小さな声を、いつの間にか後回しにしてしまうことがあります。
やりたいことを思いついても、
「どうせ無理」
「面倒くさい」
「今は忙しいから」
「そんなことをしたら笑われるかも」
と、すぐに打ち消してしまう。
私自身も、以前はそうでした。
でも、自分の感覚を無視し続けるのではなく、
「私は本当はどうしたい?」
と一度立ち止まってみる。
それだけで、自分自身との関係が少しずつ変わっていくことがあります。
頭痛を「敵」にしない
もちろん、頭痛には医学的な原因があります。
だから、頭痛をすべて精神的なものとして捉える必要はありません。
薬や医療の力が必要なときには、きちんと医療を頼る。
そのうえで、
「今の私は、少し無理をしていないかな?」
「何かを我慢していないかな?」
「自分の気持ちを置き去りにしていないかな?」
「本当は何を望んでいるんだろう?」
と、自分自身にも目を向けてみる。
私は、それも頭痛との向き合い方のひとつだと思っています。私にとって頭痛は、長い間、苦しいものでした。でも今振り返ると、その痛みは私に、
「もっと自分の声を聴いて」
と教えてくれていたようにも感じます。以前は「罰」だと思っていたものが、今では「優しさ」だと感じられる。それは、私自身の生き方が変わったからなのかもしれません。
あなたの頭痛は、あなたに何を伝えているでしょうか?
痛みを無理に意味づける必要はありません。まずは身体を休めること。必要なら医療機関に相談すること。そして、ほんの少し余裕ができたら、自分自身に問いかけてみてください。
「私は今、何を感じている?」
「本当はどうしたい?」
「私自身の声を、ちゃんと聴けている?」
身体の声、心の声、そして自分の内側から湧いてくる小さな感覚。それらに静かに耳を澄ます時間が、
自分らしい道へ戻っていく、小さな一歩になるのかもしれません。
あなたの身体は、いつもあなたと一緒に生きています。だからこそ、ときには立ち止まって、その声に耳を傾けてあげてください。
参考文献 自分を愛して!リズ=ブルボー 臨床で使うメディカルアロマセラピー 日本アロマセラピー学会





