Healing Salon Viriditas
Essence
喘息
喘息とは ― 呼吸を通して、心と身体のつながりを見つめる
呼吸は、生命を支える営み。私たちは生まれた瞬間から、絶えず呼吸を繰り返しています。息を吸い、酸素を身体に取り込み、息を吐いて二酸化炭素を外へ送り出す。呼吸は生命を維持するために欠かせない働きであり、普段は意識することなく自然に行われています。一方で、呼吸は私たちの感情や精神状態とも深く関わっています。緊張すると呼吸が浅くなり、驚いたときには息をのみ、安心すると自然に深いため息が出る。このように、呼吸は身体の状態だけでなく、心の動きとも密接につながっているのです。
喘息とはどのような病気?
気管支喘息は、空気の通り道である気道に慢性的な炎症が生じ、さまざまな刺激に対して気道が過敏になる病気です。喘息の方の気道では、炎症によって気道の内側が腫れたり、粘液が増えたり、気管支の周囲の筋肉が収縮したりすることで、空気の通り道が狭くなります。喘息の発症には、遺伝的な体質、アレルギー、免疫系の働き、生活環境など、複数の要因が関係しています。また、発作や症状の悪化には、ダニや花粉、ハウスダスト、感染症、冷たい空気、気温の変化、煙、運動などが関係することがあります。
ここで注目したいのが、ストレスと自律神経の関係です。気道の働きには自律神経も関わっており、気管支の平滑筋や分泌物の調節に影響しています。精神的なストレスや強い感情は、一部の方にとって喘息症状を悪化させる要因となります。ただし、喘息は心の問題によって起こる病気ではありません。ストレスは数ある増悪因子の一つであり、病気そのものの原因と区別して考える必要があります。呼吸と自律神経、そして感情のつながり呼吸には、ほかの身体機能とは少し異なる特徴があります。心臓の拍動や消化管の運動は、自分の意思で直接コントロールすることが難しい一方、呼吸は無意識に続けられるだけでなく、自分の意思で速さや深さを変えることもできます。呼吸のリズムは、自律神経の活動や感情の状態と相互に関係しています。穏やかな呼吸を意識することで、緊張がやわらぎ、心が落ち着くこともあります。一方、強い不安や緊張によって呼吸が速くなり、息苦しさを強く感じることもあります。ただし、喘息発作による呼吸困難は、気道が狭くなることで起こるため、リラックスや呼吸法だけで改善できるものではありません。喘息のある方が呼吸法を取り入れる場合にも、医療的な治療を継続することが基本となります。
呼吸を、身体からのメッセージとして見つめる
ここからは、医学的な説明とは少し視点を変えてみたいと思います。
私たちは日々、外の世界から空気を取り込み、そして自分の内側から息を送り出しています。呼吸は、私たちと外の世界をつなぐ、絶え間ない交流でもあります。普段は意識することのない呼吸が苦しくなったとき、私たちは初めて、自由に息ができることの尊さに気づくのかもしれません。身体に現れる症状を、単なる不調としてだけではなく、自分自身の生き方や心の状態を見つめ直すきっかけとして捉えることもできます。
〈喘息になった身体が教えてくれること〉
息を吸うのは簡単で、息を吐くことが難しい。喘息の人は「多くを取ろうとしすぎている」という人です。与えることがうまくできていないのです。愛されようとするあまり、実際の自分よりも強く見せようとします。自分の限界を認めることがなかなかできません。物事が自分の思い通りになることを望み、それができないとわかると喘息を引き起こすのです。自分が自分の望むような強い人間ではないことに対して絶好の口実を作るのです。喘息に悩まされている人の多くは、簡単に周囲に弱音を吐いたり、悩みを打ち明けたりはしません。強い自分というスタイルを壊したくないのです。大げさに自分の努力している部分を打ち明けたり、自分は素晴らしい人間だ!と話すようになります。しかし本当は、悩みを打ち明けて、自分の強いところも、弱いところも、すべて受け入れてくれる人を探しているのです。そしてその第1ステップは、自分で自分の弱位部分、不甲斐ない部分を受け入れることからはじまります。すると、呼吸は深くなりふーっと息を吸うことができるようになり、喉のチャクラのエネルギーバランスが保てるようになってくるのです。
あなたが喘息に苦しんでいるとしたら、喘息発作はあなたに緊急のメッセージを送ってきています。「あなたのもっと欲しい、もっと欲しい」という思いが、あなた自身を害し、あなたを窒息させようとしている、ということに気がついてください。自分は限界のある弱い人間であるということを認めるのです。あなたは強く生きるために、浅い呼吸を強いられる環境に身をおいてはいないでしょうか?それは環境がそうさせているのではありません。あなたが浅い呼吸しかできないエネルギーを放っているから、その場所にとどまり続ける運命を背負っているのです。深く呼吸ができる場所を探しましょう。
自分自身が、心地よく呼吸できる場所へ
私たちは、日々さまざまな役割や責任、人間関係の中で生きています。ときには自分の気持ちを後回しにして、知らず知らずのうちに緊張を抱えていることもあるでしょう。そんなとき、ほんの少し立ち止まり、自分がどのような状態で過ごしているのかを感じてみる。安心できる環境に身を置くこと。自分の気持ちを大切にすること。無理をせず、心と身体を休ませること。
それらは喘息そのものを治療する方法ではありませんが、心身の健康を支える大切な習慣です。呼吸を通して、今の自分自身を見つめてみる。
その小さな気づきが、より穏やかに、自分らしく生きるための一歩になるかもしれません。
《喘息におすすめのアロマ》
ペパーミント、ユーカリ、ティートリー、パインの精油がおすすめです。呼吸が浅く感じたら、精油を手に取りゆっくり深呼吸をしてみましょう。
おすすめアファメーションはこちら↓
「私は弱い所も含めて自分自身を受け入れます」
「私は大切な人に、自分のすべてをみせられます」
「私は、感じたことを素直に言葉にします」
※喘息は適切な医学的管理が必要な慢性疾患です。吸入ステロイド薬などによる治療を自己判断で中断せず、呼吸困難が強い場合や発作時の薬で改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください。会話が困難なほどの息苦しさなどがある場合は、救急対応が必要です。


